膝の痛みは膝の治療では取れない 運動連鎖を考える

慢性的な膝の痛みは、膝だけをいくら治療してもなかなか治りません。

もしもあなたが慢性的な膝の痛みで悩んでいるなら、今までマッサージや鍼灸治療、ヒアルロン酸注射、痛み止めやグルコサミンの服用等、色々試したり、頑張ってきた方かもしれません。

膝周りのトレーニングを真面目に頑張っている方もいらっしゃるでしょう。

確かにこれらは、膝のコンディションを改善するために有効な方法です。


しかし、もしもあなたの膝が痛む原因が、実は膝以外から来ていたとしたら?

いくら頑張っても、痛みの原因を改善しなければ、膝の痛みが治ることはありません。

膝関節と運動連鎖

歩いている人の膝を曲げ切っているタイミングの画像 脛骨腓骨、骨がメインで真横から見た状態

人間が歩く時、走る時、膝だけが頑張って身体を支えているわけではありません。

骨盤から股関節、膝の関節、そして足首から足先まで、足のすべての関節がお互いを支えうことで、スムーズな動きを可能にしています。

膝にかかわらず、これらのどこか一か所でも不調を起こしてしまうと、バランスのとれた、正常な歩行は維持できません。

例えば、もしも右の足首が伸びっぱなしで固まり、動かせなくなるとどうなるでしょう?
すると、左右均等にバランスよくかかるはずの負担が、右足だけに集中してしまいます。

右足だけにかかった余計な負担は足首を介して膝に伝わります。そして、まるで臼でゴリゴリ押しつぶされるような負担が膝本体にかかり続けることになるのです。

身体には自然治癒力が備わっていますから、多少膝に大きな負担がかかっても、短期間なら問題なく治ります。

しかし、これが例えば数か月、場合によっては数年以上、長い期間にわたって負担がかかり続けてしまうと、膝の軟骨は負担に耐え切れずに徐々に削れはじめ、やがてまるで虫歯に侵されたかのように骨がボロボロになってしまいます。

原因は足首にありますから、膝にどれだけ手間暇かけて治療を行っても、痛みが消えることがありません。


このように膝の痛みを治療するためには、何が膝を痛めている原因なのか?
どこが負担の原因になっているのか?
を考えることが大切です。

原因は足首に限らず、股関節にあることもあれば、場合によっては肩や首が原因になっていることがあります。

時間が経つごとに悪化していくのも膝の痛みの特徴と言えます。無理に自己判断で何とかしようとせず、悪化してしまう前に、専門の施術を受けてみてはいかがでしょうか?