本日ご相談いただいたのは、野球による肩の痛み。
医療機関での検査により関節唇損傷があることはすでに確定しているケースでした。
特徴的だったのは、
・投球動作のスタート時の外旋で疼痛が出る
・肩甲骨の動きを介入すると痛みが明らかに軽減する
という点。
このタイプでは、「関節唇が損傷している=すぐに手術」とは限りません。
問題になっているのは、上腕骨が先に外旋してしまい、肩甲骨の受け皿が追いついていない状態。
その結果、関節唇に剪断ストレスが集中し、痛みとして表れます。
実際に肩甲骨の後傾・外旋を意識した動作誘導を行うと、同じ外旋動作でも疼痛は大きく軽減しました。
これは外旋そのものが悪いのではなく、
・外旋が起きる順序と支点が崩れている
という問題。
野球肩・投球障害では、肩だけを治療しても改善しないケースが多く、肩甲骨・胸郭・体幹との連動を含めて評価する必要があります。
関節唇損傷があっても、動作を整えることで負担を減らせるケースは少なくありません。
「安静にしても良くならない」
「投げ始めが一番痛い」
「肩を動かし方で痛みが変わる」
こうした症状がある場合、
単なる炎症ではなく動作由来の関節ストレスが隠れている可能性があります。
同じような症状でお悩みの方は、早めに一度、動きそのものをチェックしておくことをおすすめします。

