来院背景
右臀部〜下肢全体にしびれと疼痛があり、過去にS3-5レベルの椎間板ヘルニアと診断された既往がある方が来院されました。歩行や座位での違和感が強く、いわゆる坐骨神経痛様の症状を呈していました。
評価所見
脊柱由来の要因を完全に否定できる所見ではありませんでしたが、下肢評価を進めると、右ハムストリングスに非常に鋭い硬結と圧痛が認められ、ここへの刺激で症状が強く再現されました。
介入と変化
当該部位の緊張と滑走制限を中心に介入したところ、下肢全体のしびれ・疼痛がその場で大幅に軽減。動作時の違和感も明らかに変化が見られました。
考察
椎間板ヘルニアの存在そのものを否定するものではありませんが、症状の強さ=画像所見とは限らず、末梢組織の緊張や神経滑走障害が症状を増幅しているケースも少なくありません。
今回はその一例と考えられ、評価の順序と局所所見の重要性を再確認する結果となりました。
注意
症状や原因は個人差があり、すべての坐骨神経痛が同様に改善するわけではありません。必要に応じて医療機関での検査・診断が優先されます。


