
腰を動かすと痛む、なかなか取れない腰痛。
原因は様々ですが、基本的には関節が引き延ばされることで、「視えない捻挫」が発生することで起こる腰痛がほとんどを占めます。
腰を動かすと起こる腰痛のほとんどが「関節が引き延ばされて起こるタイプ」です。
関節が引き延ばされる原因には、関節の癒着、筋肉の硬直、そして「腹圧の上昇」があります。・・・
本来動くべき関節や筋肉が固まることで、腰に負担がかかり、過剰に動かされるために腰痛は起こります。
そのため、基本的には「動きを妨げている原因」となっている、関節や筋肉の硬直を治療すれば腰痛は快方に向かいます。
しかし、もしも「動きを妨げている原因」が関節や筋肉ではなく、内臓脂肪などの「腹圧」にあるとどうなるでしょうか?
腹圧が高まるとどうなるでしょうか?
お腹の内側の容積が大きいせいで、常に内側から圧迫されることで腹圧は高まります。
例えるなら、大きく膨らませた風船を常にお腹の中に抱えている状態、と考えるとわかりやすいでしょう。
内臓の内側から常に圧迫される状態になりますから、例えば少し前かがみになるだけで腰の骨は前からの圧力を受け、本来負担がかかれば引き締まるはずの腰の骨に、引き離されるような力が働きます。
腰の骨は互いに「靭帯」と呼ばれる強靭な繊維でつながっていますが、これがあまりにも強い力で引き延ばされるとブチっと切れてしまいます。
特に、腰は内側から引き延ばされる力に弱い特徴があります。
それでも、もしも一時的に靭帯が切れただけであれば数日程度で回復しますが、内臓脂肪などによって圧力が常にかかり続ける場合、四六時中引き離され続ける状態になりますから、時間がいくら経ってもなかなか腰痛が回復しません。
そうこうしているうちに切り離された靭帯自体が固まってしまい、治らない腰痛が完成してしまいます。
一度このような腰痛が慢性化してしまうと、正しい治療を行っても治すために数倍の時間と手間がかかるようになります。
ゆがみは一度完成してしまうと、治すのに大きな労力がかかるのです。
単純に腰の骨を矯正したり、筋肉の硬直を取り除くことが腰痛を治すための基本原則ですが、腹圧が原因で起こった腰痛の場合は、それだけでは治まりません。
痛みを緩和するためには、腹圧を下げるための施術が必要です。
基本的には体重が大きい方のほうが、腰を壊しやすいことは良く知られていますが、もしも単純に体重が大きいだけで腰痛が発生するとすれば、一般人よりも筋骨隆々としたスポーツ選手の方が腰痛に悩まされるでしょう。
しかし、現実にはそうなっていません。体重がそれほど大きくない女性のほうが腰痛に悩まされていることがザラです。
単に体重が大きいから、負担がかかったから、ではなく、実際には内側から圧迫されることで起こる腰痛が大半を占めているのです。
ですから、単に体重が大きい男性などよりも、男女無関係に、内臓脂肪、腹圧が大きい、下半身が運動不足の方ほど腰痛やぎっくり腰を起こしやすいのです。


