
脊柱管狭窄症の診断と間欠性跛行の症状
「整形外科で脊柱管狭窄症と診断されました。
歩いているとだんだん足がだるくなってきて、ふくらはぎや太ももが痛くなるんです。
100メートルも歩くと限界で、しゃがんで休むとまた歩けるようになります。」
まさに教科書に出てくるような間欠性跛行の症状。
MRIでも「狭窄がある」と言われ、患者さんはすっかり「自分は狭窄症で歩けなくなっただ」と思い込んでいました。
本当に脊柱管狭窄症が原因なのか?
しかし、体の動きを詳しく見ていくと違和感がありました。
- 前かがみで楽になるはずが、それほど変わらない
- 脱力感が太ももの前に強く出ている
- 足腰のしびれがほとんど出ない
検査を進めると、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)がガチガチに固まり、力も弱っていたことがわかりました。
この筋肉の不調が、歩くたびに足に負担をかけ、狭窄症そっくりの症状をつくっていたのです。
太ももの筋肉を緩めると歩ける距離が改善
固まった四頭筋を丁寧にリリースし、膝の伸ばし方を再教育する運動を取り入れてもらいました。
1回目の施術後
👉 「足の突っ張りが軽くなった気がする」
3回目
👉 「100mで限界だったのが、300mくらい歩けるようになった」
その後
👉 「買い物で休まず歩けるようになってきた!」
患者さんご自身が改善をはっきり実感されるようになりました。
診断名と症状は必ずしも一致しない
「脊柱管狭窄症」と診断されても、それが本当の原因とは限りません。
MRIやレントゲンはあくまで「骨の写真」であって、筋肉や神経は写りません。症状のすべてを説明できるわけではないのです。
今回のように、筋肉の固着や筋力低下が“真犯人”だったケースもあります。
診断名にとらわれず、実際に体がどう動いているかをしっかり価することが改善のカギです。
- 脊柱管狭窄症の典型症状「間欠性跛行」でも、筋肉の固着が原因の場合がある
- MRIで狭窄があっても、それが直接の原因とは限らない
- 諦める前に、筋肉や関節の状態を見直すことで改善できる可能性がある
⚠️ 注意
※本記事は一例であり、不調の原因はひとりひとり違います。すべての方に当てはまるわけではありません。


