
変形性膝関節症、膝軟骨のすり減りなど・・・
膝が痛くなる原因は主に、膝の運動不足、体重増加による過剰な負担などが良くあげられています。
しかし、膝の痛みの根本原因となるものは、実際には少し異なります。
実際には、以下の二種類がほとんどを占めます。
- 膝に過剰な負担がかかることで膝関節が傷つく
- 傷ついた膝関節の自然治癒力が落ちている
膝関節は、我々が日常生活を過ごしているうちにも、負担がかかって毎日、少しずつ傷ついています。
しかし、傷んだ関節を自己修復できる力が体には備わっていますから、特にそれが問題になることはありません。
しかし、あまりに強すぎる負担がかかって関節そのものを大きく傷つけてしまったり、何らかの理由でこの修復力が落ちてしまうと、膝関節の組織や細胞が膝の機能や構造を身体が維持できなくなります。
すると、膝の軟骨がすり減ったり、組織の構造が崩れることによって痛みを発するようになります。
膝をほぐしたり、薬でごまかしたりして日常を送っているうちに、痛みの再発を繰り返し、その間に関節が徐々にすり減って変形していきます。
いったん変形が完成してしまうと、膝の曲げ伸ばしができない、痛みが取れない、歩けない、足を延ばせない、夜中にズキズキとうずく…などのとてもつらい状態になります。
膝の痛みを治すためのポイント
膝が痛むということは、膝に何らかの大きな負担がかかっている、もしくは、何らかの理由で身体の代謝や元気が失われている、ということです。
膝が痛いからと言って、むやみに膝をほぐしたり、刺激を与えたり、シップや痛み止めを塗っても、根本の解決にはなりません。
ひとつひとつ紐解いてみましょう。

膝に何らかの大きな負担がかかっている
膝に負担がかかる理由は、仕事やスポーツなどの使い過ぎ(オーバーワーク)、または足腰の柔軟性の低下による膝関節の酷使の2つに分けられます。
仕事などの使い過ぎが原因の場合、使い過ぎを予防するためにサポーター等を付けてフォローする、使いすぎた原因を知って姿勢やフォームを改善する、といった対処法があります。
よほどひどいケガ(靭帯の断裂や脱臼など)でなければ、正しく施術・フォローをすれば回復していただけることがほとんどです。
反面、加齢や運動不足による筋肉の減少、足腰の柔軟性が低下している場合、根本の原因が足腰にありますので、どんなに休息を取ったり、サポーターでフォローをしてもなかなか痛みが取れません。
このような場合、自力での体質改善が困難な場合は、できる限り早く治療を受けることをお勧めします。
穴の開いてしまった虫歯を元通りに戻すことができないのと同じように、骨の変形が完成していまい、固まりきってしまった膝を治すためには、手術する以外の方法がなくなってしまいます。

身体の代謝や元気が失われている
膝関節は軟骨の細胞が元気であれば、多少すり減ってもしっかり再生してくれるために問題を起こすことはありません。
しかし、膝関節の血流が滞っていたり、そもそも栄養が足りない場合にはこの再生力が大きく下がります。
血流が滞る理由は、周囲の筋肉や骨盤の硬直、そしてリンパの停滞による血管の圧迫があります。
特に運動不足や内臓脂肪の増大、偏食によってこれらが起こることが多く、特にご高齢の方の場合、栄養不良も見逃せないポイントです。
歳をとってくると、内臓の働きがどうしても若い頃より低下してきます。
膝の軟骨を作るためには、タンパク質やビタミン・ミネラルが非常に重要となりますが、内臓の働きが落ちているとこれらを上手に吸収することが難しくなります。
若い頃よりも食欲が落ちたから、お肉は減らそう、と考えてしまい、タンパク質の摂る量を減らしてしまうと、この軟骨を作るための栄養が大きく不足してしまうのです。
膝の痛みを抑える栄養剤として有名なコンドロイチン硫酸やグルコサミンも、体内のタンパク質から自然に作られます。もしも膝の痛み予防のためにコンドロイチン硫酸が必要な場合は、そもそも日ごろのタンパク質の摂取量が足りていない可能性があります(コンドロイチン硫酸の摂取に効果が無いわけではありません)。
炭水化物や甘いものばかり食べて、その分野菜や魚、お肉の食べる量を減らしているかたは要注意です。
炭水化物の食べ過ぎは内臓脂肪の増加、そしてリンパの流れの停滞まで引き起こします。
偏食は非常に問題となりやすい原因のひとつです。
リンパの停滞、内臓脂肪の増加、そして何より足腰の柔軟性の低下は膝関節に大きな負担をかける原因となります。
もしも膝の痛みが気になる方は、より早く痛みから卒業できるよう、誠意をもってお身体の悩みに対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。


