- 足が膨れてきて、毎日ストッキングが手放せない
- 立ち仕事をしていると動くのが辛くなる
足のむくみは、足の先まで伝わった血液やリンパ液が、うまく心臓の方向へと戻らないことで発生します。
決壊する寸前のダムのように、足が血液を余分にため込んでしまいます。
なぜ血液の流れが止まってしまうのでしょうか?
足から戻ってくる血液は、重力に引っ張られてどうしても足の方へと落ちて行ってしまいます。
それを防いでいるのが、足の静脈に備えられている、ダムでいえば堤防の役割を果たしている「静脈弁」です。この静脈弁が、血液の逆流を防ぐことによって足のむくみを防いでいます。
しかし、この静脈弁の耐えられる以上の圧力がかかると、この静脈弁は壊れてしまい、逆流を防ぐ作用も同時に壊れてしまいます。
足がむくんでしまうのは、この静脈弁の働きを壊してしまうほどの圧力がかかる原因が、身体に潜んでいるということです。
- 身体が蓄えている血液の体積が多すぎる
- 血液を循環させるための足の筋肉が落ちている
この二つの原因が当てはまります。
まず、身体が蓄える血液の体積が大きくなる原因は、
- 肥満
- 塩分の摂りすぎ
- 肝臓・腎臓の不調や糖尿病
となります。
身体が大きく太ってくると、太った身体の全身に血液を運ぶ必要が出てきます。
そのために大量の血液が必要になりますが、肝心の足の筋肉や静脈自体は太さが大きく変わるわけではありません。
例えば、今まで体重50キロ分の血液を頑張って押し上げていた足の血管に、激太りして体重100キロ分の血液がドバドバ押し寄せるようになったらどうなるでしょう?
この大量の血液の圧力に負けてしまい、静脈弁は決壊を起こして壊れてしまいます。
塩分の摂りすぎ、これも似たような作用をもたらします。
身体の塩分濃度は極めて厳密に管理されています。
ちょっとでも塩分濃度が高くなったり、低くなると人間の身体は生命を維持できないのです。
人間が摂取した塩分、この塩分は主におしっこになって出るのですが、この塩分の排出スピードに限界があるのです。
そのため、排出が間に合わなくなった塩分を頑張って薄めるために、身体はたくさんの水分を身体にため込もうとします。
そう、塩分は水分を吸うのです。ナメクジに塩をかけると水分が吸われてしまいますよね、それと同じです。
また、各臓器の機能不全もむくみの原因となります。この場合は、すぐに専門機関の検査が必要です。
おしっこの量がとても少ない、身体全身がむくんでいる、といった場合は注意してください。
また、片足だけのむくみが起きている、突然足がだるくなってむくんできた、という場合は、ためらわずに病院へ行きましょう!動脈硬化や足の梗塞など、危険な病気が原因かもしれません!
また、血液を循環させるための足の筋肉が落ちている場合も足がむくんでしまう原因となります。
足の筋肉は、足の血管全体を引き締め、血液を上に向かって送り出すポンプの役割をしています。
足の筋肉は、第二の心臓とも呼ばれるほどです。
極端な運動不足や、日頃の生活習慣、栄養不足などによって足の筋肉が落ちてしまっていたり、ずっと棒立ちで立っていることで足の筋肉が健康な柔軟性を失ってしまうと、このポンプとしての役割を果たせなくなってしまうのです。
人間の足は、ある程度常に動き回っているのが、正常な状態です。
ずっと正座し続けたり、棒立ちで立ち続けていいようには、足は作られていません。
軽く歩いているよりも棒立ちの方が辛いのは、この正しい血液循環が保てなくなってしまうからです。
ずっと同じ姿勢で座って仕事をしている人も要注意です。
人間の身体は、常に代謝を続けています。動き続けていないと健康を保てないのです。
(ずっと座り仕事なら貧乏ゆすりをする手もあります。ちょっと下品かもしれませんが、足の循環を保つためには良い方法です)
足の運動不足、からだのゆがみによって足の問題が起きている場合は、整体や正しいストレッチでむくみは解消することができます。
しかし、そもそも身体の体積が大きすぎるせいで、むくみが悪化している場合は、整体だけで根本改善することはできません!
栄養と塩分をバランス良く摂るように心がけましょう。

